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【日刊ZOE NEWS】日本初「普段着を定額でレンタル」、今後の成長は?/ビームス エフがミスターポーターと協働でグローバルに販売

2019年1月16日(水)の日刊ZOE NEWSで取り上げるのは、下記のニュースです。
1.日本初「普段着を定額でレンタル」、今後の成長は?
2.ビームス エフがミスターポーターと協働でグローバルに販売


日本初「普段着を定額でレンタル」、今後の成長は?

日本のファッションビジネス全体では、なかなか新たなビジネスが長く続かない傾向にあるので応援しています。

一方で、コメ兵 藤原さんがおっしゃる通り、「物のサブスクリプション」は原価、オペレーションコストがかさむため、難易度はかなり高いはずです。

物のサブスクリプションはサービスと違い、アクティブユーザーが増える程在庫が必要になります。コレが黒字化しない1番の理由です。そして黒字化したとしてもさらに在庫を積まないといけないのでキャッシュがどんどん出て行きます。
洋服の仕入れは今の日本では在庫が余りまくってるのでメーカーとしてはバッタ屋におろすとすると上代の3%ぐらいでしょうからやりようによっては仕入れ出来ますが限界があります。したがってサービス料金を上げることが出来るか?が肝になってくるのですがシェアリングエコノミー利用者の大多数が年収300万円前後でこれの意味していることは、経済的理由でしょう。その為サービス料金には非常にシビアであると言えます。
なのでいかにして経済的理由ではない顧客を取り込んでいくか。がとても重要です。
エアクロは30代で時間が無いけど服は変えたいOLなどをターゲットにしていると思いますので経済的理由では無いユーザーを今後もどれだけ取り込めるか?がポイントになると思いますし、高くても借りる理由を作っていく必要があります。
NewsPicks 株式会社コメ兵 執行役員 藤原 義昭コメントhttps://newspicks.com/news/3593673

例えば、最近注目している中国のluckin coffeeはクーポン配布でユーザーの“アクティブ化”を促進していますが、「コーヒーで利益を得るのではなく、何かしら次のサービスで利益をとるのではないか?」という予想も出ています。

エアークローゼットも、ここで集めが会員を基盤として、次のサービス型で回収するような戦略があるのか、今のところはわかりません。

ファッションビジネス自体が変数が多い中で、そこにさらなる変数が掛け算になると、独自性のあるビジネスであるが、スケールしにくいという可能性もあります。

今後の「サービスの進化」に注目したいです。


ビームス エフがミスターポーターと協働でグローバルに販売

ハイプライスの商品を、オンライン企業「ミスターポーター」をパートナーとしてグローバル展開。

ビームスとミスターポーターの取り組みは2013年からスタートしているようで、そこから継続的な取り組みが続いているのですね。

ブランドが海を越える手段としての取り組みに期待したいです。

十数年前のファッションビジネスではグローバルにでるには、
コレクションや展示会の参加→世界各地にある有数のセレクトショップでの展開→そこからさらに広がる
というのが一般的でした。
その後、デジタル時代に突入して、SNS経由でグローバル展開であったり、ECプラットフォーマーへの出店などはありましたが、ブランドの世界観を表現できてなおかつ価格が通るオンライン企業との取り組みはあまりなかった印象です。

継続的なパートナーシップがあっての取り組みでしょうが、ファッションにおいても現代にマッチしたビジネススキームを、ビームスが展開していくというのは感慨深いです。


※タイトル画像※
airClosetより引用
https://www.air-closet.com/


ECエバンジェリスト/川添 隆

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