【趣味のZOE NEWS】モードとスニーカーの交差点
こちらは、モードとスニーカーという個人的なコメントなので、通常の日刊ZOE NEWSの番外編。
こちらは有料記事です。
スニーカー狂 すがけんさんと同様、後半のデザインルーツの部分は興味深いです。
あくまでも、プロとは言えない私個人の観点ですが、「ブームのタイミング」と「モードの宿命」です。
スニーカーブームとモードの交差点
私の認識では、国内スニーカーに火がついたのは今が第3期。
第3期はこれまでと比較すると、裾野が広がったこともあり、息が長い印象です。
・第1期:1990年中盤
・第2期:2000年中盤
・第3期:2010年後半
第3期は、世界的なファッションシーンにストリートの存在が不可欠になったこともあり、世界的な熱気を感じます。
また、メンズとレディースで、同じルーツながらそれぞれのファッションに影響を及ぼしているのも特徴かもしれません。
上記に、メンズモードの中心人物、ブランド、そのブランドのスニーカーなどを加えます。
・第1期:1990年中盤→トム・フォード/GUCCI/Ace
・第2期:2000年中盤→エディ・スリマン/Dior Homme/B01
・第3期:2010年後半→エディ・スリマン(SAINT LAURENT PARIS→CELINE)、ヴァージル・アブロー(OFF-WHITE/LOUIS VUITTON)、キム・ジョーンズ(KIM JONES/LOUIS VUITTON→Dior Homme)、デムナ・ヴァザリア(BALENCIAGA/VETEMENTS)
もちろん、それ以前にもハイブランドのスニーカーは存在しますが、メンズモードに多大な影響を与えたトムフォードは1990年中盤にスニーカーを投入、そして2000年中盤を牽引したエディスリマンもスニーカーを投入しています。
ただし、これらはスニーカーで言えばローテクの部類。
本筋のスニーカーブームの方は、第1期はビンテージの波もあり、ローテクスニーカーも熱かったですが、第2期以降のブームのメインはどちらかと言えばハイテクスニーカー。
第3期になって、本筋のスニーカーブームと、モードにおけるハイテクスニーカーの流れが合致した印象です。
モードの宿命
ここで、モードの話に移ります。
モードとは、「独創的で時代の先端を行く格式高いファッション」とも言われますが、“先端”とは“常識の塗り替え”にあると捉えています。
第1期は男性のセクシーを表現したGUCCIが当たり、第2期は中性的なグラムロックを取り入れたDior Hommeがメンズモードを牽引。
そして、それぞれが、過去の常識を塗り替えてきたと感じています。
次の第3期にエディスリマンは復活したものの彼の表現は“定番”になり、ストリート出身のデザイナーが常識を塗り替えたと捉えています。
この流れには、消費のマジョリティや生活環境、特に着るもののの変化なども大きく影響しているのは間違いないでしょう。
今回はプロではなく、個人としての投稿になったのはご容赦ください。
※ナカヤマン。さんは軍地さんの専門的見解をお聞きしたいですね
ECエバンジェリスト/川添 隆
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