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ZOEニュース

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ZOE NEWS(旧 日刊ZOEニュース)として、不定期でECやアパレル関連などのニュースに対する見解・解説を、ちょっとだけ膨らませて書きます。※2019年10月15日の1年間で… もっと読む
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#チャネルシフト

【経営者・採用従事者向け】あなたの会社がEC・デジタルのスタープレイヤーを採用できない本当の理由ーー5つのギャップについて

もうこの4~5年ほど、この界隈の友人やヘッドハンターからは「いい人いないですか?」と聞かれますし、ここ2年ほどは小売・メーカーの経営者やファンドからも、こういう声が直接聞こえてくるようになりました。 慢性的に解決していない課題が、EC・デジタル管轄責任者の外部からの採用です。 ※ちなみに、担当者採用もままならない状況。 “思い”を書きすぎるとこの記事が終わらないので、本題にフォーカスします。 本文を読む前の留意点今回は多少繊細な話でもあるので、下記の点にご留意くださいま

“EC RESPONSIBLE” ARE LONELY, BUT NOT ALONE. ーーEC担当者の孤独・メンタルヘルス・コミュニティについて

2019年は、自社ECのリニューアル問題(リライトする予定)、EC・デジタルのスタープレイヤー・有力経験者を採用できない問題、ビジネスにおける倫理観問題について言及しました。 過去にも言及しているのですが、今回は、「小売業やメーカーにおけるEC・デジタル担当者の孤独・メンタルヘルス、そのために必要な仲間・コミュニティについて」です。 前提として補足すると、私は弱音を吐いたり、ネガティブな考え方は好きではありません。ただし、現実を知っていただきたいのと、私ができることはやっ

オムニチャネル推進の号令、実務としてどこから着手すればいい?

ECビジネスの可能性を布教し、全国のEC担当者を応援するEコマース先生(旧Eコマースエバンジェリスト)の川添 隆(Twitter / YouTube)です。 この「ZOEの一問一答編」は、主に店舗メインの企業におけるEC事業を対象に、過去の寄稿記事を再編集したシリーズ。 本記事をアップデートした「改訂版」を書きましたので、ぜひ下記をご覧くださいませ。 小売業だけでなく、メーカーや生産工場でもオムニチャネル、さらにはOMO(Online Merges Offline)の推

自社の強みがOMOにつながる、リユースデパート「コメ兵」の挑戦【shackレポートvol.2】

shack主宰の川添 隆です。 こちらのマガジンでは、既に新たな「店舗業態、場所の作り方、課金モデル」に挑戦している事例や考え方をご紹介していきながら、私自身もヒントを得られたらと考えています。 今回取り上げるのは、コメ兵 藤原義昭さんと『アフターデジタル』著者のビービット藤井保文さんとOMOに関する対談からのエッセンス、そしてコメ兵の挑戦のおさらいです。 OMOに必要な考え方、自社の強みをデジタルに置き換える 中国の盒馬鮮生(フーマーフレッシュ)やluckin

【日刊ZOE NEWS】ラーメン凪、「顔パスシステム」でメンバーズカードなしでも特典提供 / Shopify、アクセス速度加速と画像表示時間短縮で購買体験を改善

2019年10月12日(土)の日刊ZOE NEWSで取り上げるのは、下記のニュースです。 創刊1周年&休刊まで残り3日。 10月15日(火)はみんなでお祝い・交流! ラーメン凪、「顔パスシステム」でメンバーズカードなしでも特典提供熱烈ファンが多いラーメン凪ですが、ネーミング含めて素晴らしいですね。 定額食べ放題のヘビーユーザーを対象としてますが、「登録してもらうと、これから“顔パス”になります」と言われると登録する違和感がなさそうです。 また、顔パスで食べる優越感も

【日刊ZOE NEWS】第3回クラウドファンディング公開!shackを使って、“リアルな場”を使ったチャレンジを後押しします / ユニクロ 2019年度のグローバルEC売上高は2583億円

2019年10月11日(金)の日刊ZOE NEWSで取り上げるのは、下記のニュースです。 創刊1周年&休刊まで残り4日。 10月15日(火)はみんなでお祝い・交流! 第3回クラウドファンディング公開!shackを使って、“リアルな場”を使ったチャレンジを後押ししますなんとか、日刊ZOE NEWSの終わりの前に間に合いました(笑) 第3回のクラウドファンディングは、「shackを使って一緒に企みましょう!交流しましょう!」というのがテーマです。 shackでのコワ

【日刊ZOE NEWS】ECの人に足りないのは「お客様目線」ーECと販売員がうまくやっていく方法を久保田正恵さんに聞いてきた / 「リーバイス」 × グーグルのスマートジャケットが日本初上陸

2019年10月2日(水)の日刊ZOE NEWSで取り上げるのは、下記のニュースです。 創刊1周年&休刊まで残り13日。 10月15日(火)はみんなでお祝い・交流! ECの人に足りないのは「お客様目線」ーECと販売員がうまくやっていく方法を久保田正恵さんに聞いてきた店舗で「これイイと思ったんで、ECで買いますね」→笑顔で「ありがとうございます!またお店にも見に来てくださいね」 という流れは気持ちがいいと思います。 これは、EC担当目線ではなくユーザー目線として。 た

【日刊ZOE NEWS】「ファッション<SNS」な若者の心を掴む。来館者数も好調、SHIBUYA109の“今” / ついに来るか?!楽天版‟プライムマーク”

2019年9月29日(日)の日刊ZOE NEWSで取り上げるのは、下記のニュースです。 創刊1周年&休刊まで残り16日。 10月15日(火)はみんなでお祝い・交流! 「ファッション<SNS」な若者の心を掴む。来館者数も好調、SHIBUYA109の“今” SHIBUYA109の店舗、ラボは好調とのこと。体験価値のニーズが高まると、それを表現しやすい“リアルな場”に人は集まりやすいでしょう。 一方、デベロッパーのデジタルやECの役割は、未だに不明瞭な部分があります。

【日刊ZOE NEWS】“映え”の先駆者BOTANISTが実践した「SNS競争優位」の作り方 / 米小売店、3年で1万店減ーアマゾン・エフェクト猛威

2019年9月23日(月)の日刊ZOE NEWSで取り上げるのは、下記のニュースです。 創刊1周年&休刊まで残り22日。 “映え”の先駆者BOTANISTが実践した「SNS競争優位」の作り方Instagramは利用者側やアルゴリズムの状況が変わっているので、活用事例は過去のことであり、抽象化したヒントを得ることが必要でしょう。 一方でInstagramは、大概クリエイティブやインフルエンサーの話しに集約しますが、Instagramがスポンサーだけに広告の活用まで書い

【日刊ZOE NEWS】デジタルシフトは組織のトップではなく、現場のために必要だ / 〈GMVとは?〉間違いがちなマーケティング用語

2019年9月16日(月)の日刊ZOE NEWSで取り上げるのは、下記のニュースです。 デジタルシフトは組織のトップではなく、現場のために必要だコメ兵 藤原 義昭さん(お師匠)のお話は、毎度キレがあり本質をつかれています。 記事内でも言われていますが、トップの戦略とボトムの危機感の両方がないと、既存ビジネスにデジタルをいれていくのは難しいです。 一方で最近話題にでるチャットツール導入の秘話は面白いですが、他人事ではありませんよね。 私が役員に説明したのは、「この

【日刊ZOE NEWS】中川政七商店が「楽天撤退」1年でEC売上を急回復できた理由 / 小売業界のデジタルシフトを加速させる「オムニチャネル協会」設立準備会が発足

2019年9月5日(木)の日刊ZOE NEWSで取り上げるのは、下記のニュースです。 中川政七商店が「楽天撤退」1年でEC売上を急回復できた理由中川政七商店の「楽天撤退」の決断はすごいですが、それ以上にスマートフォンUI/UXのリニューアルの方がより勇気のある決断だと捉えています。 まさに業界におけるイノベーションをおこし、しかも結果を出しているのは、誰でもやれることではありません。 ちなみに、緒方さん本人もフォローしていますが、「楽天が悪」というわけではありません

【日刊ZOE NEWS】訪れた潮目、アリババがニューリテールに向かった理由 / ZOZOがZOZOUSEDを吸収合併、一次&二次流通のシームレスなサイクル構築

2019年9月4日(水)の日刊ZOE NEWSで取り上げるのは、下記のニュースです。アンケートのご協力、よろしくお願いします! 訪れた潮目、アリババがニューリテールに向かった理由物流インフラが全土で安定していない中でのEC化率15%まできたのはすごいですが、逆に言えば全土を網羅する投資よりも、既存小売85%に攻める投資をした方がスピードが早いということもあるかもしれません。 また、ECの過当競争は資金力が前提となってしまうため脱落者や回避者も出てくるでしょうし、広告に関し

【日刊ZOE NEWS】FABRIC TOKYOが、D2C(DNVB)ブランドを完全解説!神資料を一般公開 / Forever 21が破産申請を準備?! / 8/30(金)は渋谷でZOE BARオープン!

2019年8月29日(木)の日刊ZOE NEWSで取り上げるのは、下記のニュースです。 2つのアンケートのご協力、よろしくお願いしますm(__)m FABRIC TOKYOが、D2C(DNVB)ブランドを完全解説!神資料を一般公開「今は、D2C(DNVB)ってのが流行ってるんでしょう?じゃ、ウチでもやろうよ!」そんな既存アパレル経営者の声が方々で上がっていると聞きますが、本質を知らずしてなんと危険なことでしょう。 ECエバンジェリストとして、私自身もD2C(DNVB)ブラ

【日刊ZOE NEWS】ダイレクトブランディングの未来〜米国DTCブランドの隆盛が示す新たな価値共創モデル / ソウルドアウト、 LINE Ads Platform 「Sales Partner」の「Silver」及び新設の「Best SMB Partner」に 認定

2019年8月28日(水)の日刊ZOE NEWSで取り上げるのは、下記のニュースです。 ダイレクトブランディングの未来〜米国DTCブランドの隆盛が示す新たな価値共創モデル「現代型のダイレクトブランドモデルの図」は、これから色んなところで登場しそうですね。 メディアの影響もあって、ここまでトレンドワードになると、キーワードだけ独り歩きしてしまいますが、意外とDNVB(DTC)ブランドと単品通販ブランドやSPAブランド、ECのみのSPAブランドとの違いを明確に語るのは結構難