2020年も残りわずか。2020年はコロナ禍によって、私だけでなく世界中の人々に様々な変化があったのではないでしょうか。こんな苦難であっても、過ぎれば多くの人は忘れてしまうのが世の常です。逆に言えば「苦難に対して何を対処してきたか忘れないこと」は重要であり、それを蓄積している人は独自性のあるヒトになると思っています。だから、私はこの1年の出来事を心に刻みます。

川添隆にとっての2020年とは？

川添隆 個人としては、2019年を情報発信のピークとして位置付けていました。そして、2020年に入って2月末から日本でもコロナ禍に突入。自分自身がEC業界にできることは、やはり情報発信だという考えて発信強化を再開しました。また、物理的に会えないからこそ、オンライン上で新たな出会いもたくさんありました。

色んな機会やご協力いただいた皆様、いつも私の活動を支えてくださるZOE会メンバー、shackメンバー、フォロワーの皆様には改めて感謝を伝えたいです。ありがとうございました。

2020年の情報発信回数は？（備忘録）

ということで、まず2020年はどれほど情報発信をしたか発表です。

セミナー・登壇：63回(前年比97%、前年-2回)
　├セミナー等：62回(前年比98%、前年-1回)
　└ラジオ：1回(前年比50%、前年-1回)
取材・コラム：69記事(前年比157%、前年+25回)
自身のメディア：125記事(前年比38%、前年-200回)
独自配信（ラジオ/動画）：82回(前年比683%、前年+70回)
主催イベント：14回(前年比93%、前年-1回)
NewsPicksコメント：412回(前年比64%、前年-231回)
のべ合計：765回(前年比69%、前年-339回)

ちなみに2019年末、2018年末、2017年末、2016年末の活動報告はコチラ。
〇2019年末の活動報告
https://evanh.jp/n/ndb463ac58bc9
〇2018年末の活動報告
https://evanh.jp/n/nbf50913d39b7
〇2017年末の活動報告
http://tkzoe.com/zoeblog/output2017/
〇2016年末の活動報告
http://tkzoe.com/zoeblog/output/

2019年は #日刊ZOEニュース の連載もあり最も多かったですが、オンラインラジオや動画出演など新たな手法にチャレンジできました。2021年はセミナーの受け方など、取り組みを変えていく予定です。

2020年の代表的な発信と感謝

１．#Withコロナ時代に生き抜くヒント
このnoteで8回にわたって連載した総文字数36,030文字の記事です。
キッカケとなった(株)オールユアーズ 木村昌史さんご協力ありがとうございます。

２．ネットショップ担当者フォーラム
私の意志に賛同いただいたネットショップ担当者フォーラムでは、コロナ禍でも新たなチャレンジをしている企業5社とのウェビナーを開催しました。
(株)インプレス 公文紫都さん、(株)ユナイテッドアローズ 多原亜矢子さん、(株)ユーチル 竹澤秀明さん、(株)ナノ・ユニバース 越智将平さん、(株)ベイクルーズ 加藤利典さん、(株)パル 堀田覚さんご協力ありがとうございました。

３．ZOEラジオ
コラボ収録（リモート収録）機能がリリースされたことで開始したZOEラジオ。ご多忙の中出演いただいた30名の皆様には、本当に感謝を伝えたいです。
阿部雅幸さん、世界へボカン(株) 徳田祐希さん、(株)クリエイターズマッチ ク 布田茂幸さん、(株)Moonshot 菅原健一さん、(株)FANATIC 野田大介さん、(有)インターブリード 林竜三さん、(株)ヤプリ 原田千亜紀さん、(株)SHIBUYA109エンタテイメント 澤邊亮さん、(株)goodstory 山田泰裕さん、(株)ユーチル 竹澤秀明さん、(株)R 佐藤ゆきこさん、(株)フラクタ 河野貴伸さん、(株)HARES 西村創一朗さん、(株)FABRIC TOKYO 森雄一郎さん、ソウルドアウト(株) 浅見剛さん、田渕有策さん、(株)メッシュウェル 窪田光平さん、foufou マール・コウサカさん、playground(株) 村石怜菜さん、ビジップ(株) 平野賢正さん、(株)ストライプデパートメント 木村日向さん、編集者 角田貴広さん、アクティブ(同) 藤原尚也さん、(有)菓心まるいち 市丸翔太さん、(株)幻冬舎 設楽悠介さん、(株)野毛印刷社 和田紘樹さん、河野みなみさん、Privacy By Design Lab 栗原宏平さん、(株)インプレス 公文紫都さん、Centre Creative Ltd 金澤成亮さんありがとうございました。

４．After 2020の世界でブランドはどう変わるか
こちらもコロナ禍でスタートし、株式会社フラクタ 河野 貴伸さんがラジオパーソナリティをつとめ、11回にわたって配信された「After 2020の世界でブランドはどう変わるか」のオンラインラジオ。その1回目を担当させていただきました。それがZOEラジオのスタートのキッカケになっています。河野さんありがとうございました。

５．オンライン接客
コロナ禍によって活発になった企業のオンライン接客。最初は、オンライン飲みで「おもしれ～」と思って話していただけですが、色んなことを調べたりすることで「 #オンライン接客に詳しい人 」という新たなタグができた気がします。キッカケをくれた(株)オールユアーズ 木村昌史さん、チャット接客の鬼として教えてくださった(株)ナノ・ユニバース 越智将平さん、深みをくださった(株)ベイクルーズ 加藤利典さんありがとうございました。

2021年は実行にシフト

とは言え、2020年9月あたりから情報発信がしんどくなってきました。世の中は、刻々と変化するコロナ禍の中で新しい取り組みを求める風潮にある一方で、実際は大多数の企業は変化対応ができていないと実感していました。

苦しいタイミングに求められるのは特別なことではなく、平常時においても危機感と臨場感を持って臨むことです。

そして、たまたまのタイミングではありますが、11月から(株)ビジョナリーホールディングスにおいて、これまでのデジタル領域に加えてITと新規事業の担当となりました（担当執行役員）。5月からはデジタル事業の加速のために3つ新たなプロジェクトの企画・マネジメントを行っていましたが、11月から引き受けたプロジェクトの中には、炎上しているものもあり、現在はそこに力を注いでいます。
※5月からの新プロジェクトは下記

2021年の前半も特に炎上プロジェクトに精力を傾けながら、複数社のアドバイザーを務めるために、2021年は発信よりも実行に力を注ぎます。とは言え、Twitterは何かしら発信していますので、お時間あれば見てみて下さい。
https://twitter.com/tkzoe

“やってみたいこと”が私の最先端は変わらない

昨年も同様のことを書きました。2020年も、走りながらも悩み続けてきたのは変わりません。やってみたいことをやるのはいいけど、それに意味があるのか？とも考え続けています。しかし、2019年に高野一朗さんが言ってくださった「『ゾエさんがやってみたいことや知りたいこと』はゾエさんの中で最先端のことだから意味がある」ということをかみしめています。

アレコレ考えすぎる前に行動に移したほうが色々なものが得られるというのは変わりません。そして、やっぱり苦しい時に支えてくれるのは、これまで関わってきた社内外の同志です。「これまで出会ってきた人も、これから出会う人も、人のつながりを大切にしたい」としみじみと感じております。

私個人としては「ゾエさんだからのっかったよ、来たよ」と言っていただけるようなことや場をつくっていきたいです。

全てのEC担当者へ愛を

最後にECエバンジェリストとして、僭越ながら全国のEC担当者へメッセージを送りたいと思います。

2020年は激動の年であり、チャンスの年でもあったでしょう。EC売上が増えて業務負荷が大きくなり、会社からの期待値も大きくなった方が多いのではないでしょうか。この1年、本当にお疲れさまでした！年末ギリギリまで出荷業務をやられていた方も、本当にお疲れさまでした！2021年は、皆で攻め込みましょう。近い将来、「ECやってんの？すごいね！」と言ってもらえるように職業になるように共に励みましょう。

※下記は私からのメッセージです

では、2021年もどうぞよろしくお願いします！

ECエバンジェリスト 川添 隆（Twitter：@tkzoe）

▼YouTubeチャンネル： 川添隆のいいコマース学
▼仕事術やデジタルトレンドをゆる～くお話しする音声コンテンツ（Radiotalk）： 川添隆のいいコマース学ラジオ
▼自著：「実店舗+EC」戦略、成功の法則