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ZOE塾(事例・ケーススタディ編)

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企業事例をベースとして、Eコマース先生川添 隆が解説・考察を無料コンテンツとしています。 ※「引用、二次利用」に関しては、各記事に記載しています。
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#COMEMO

150年ぶりの文明開化。 令和の時代に #文化商店 が果たす新・文化創造の役割

歴史の授業で習った「文明開化」。明治初期当時、西洋文明を積極的に模倣し、急速に西洋化・近代化した現象を指す。 それから150年ほど経った現在。とある「トータルブランディングパートナー」企業が、あらたに、文明を開化しようとしている。 友人(親友というか、バンドメンバーというか)が代表を務めるフラクタ社が、2023年9月16日(土)、17日(日)原宿で開催するPOP UP ストアイベント。 (バイトリーダー、というのは親しみを込めた比喩です) フラクタ社は、本当にユニーク

ビームス"個人商店EC”をマネするとヤケドする!ECにおける個人と企業・ブランドの関係を考える

オンライン・オフラインをつなぐコマースプロデューサーかつECビジネス周りを伝える・応援するEコマース先生の川添 隆(Twitter等のSNS一覧)です。 2022年2月にビームスの斬新なECサイト「B印MARKET(B印マーケット)」が公開され、私も興奮してツイートしました。 まず、何度も言いますが、ビームスの取り組みをマネしたらヤケドします!多店舗展開でこの取り組みができるのは、ビームス唯一と言っても過言ではないでしょう。ただし、この取り組みから学ぶことが多いのも事実で

ソーシャルコマースの状況は中国・アメリカ・日本で違う?ブランドとインフルエンサーの関係を考察

オンライン・オフラインをつなぐコマースプロデューサーかつECビジネス周りを伝える・応援するEコマース先生の川添 隆(Twitter等のSNS一覧)です。 ソーシャルコマースのニュースを拝見して感じたことを軽くまとめました。 “ソーシャルコマース”は定義は、記事内で言及されているものを前提とします。 海外では各国で異なるソーシャルコマース上記の記事はグローバル全体的な動きとして書かれているようですが、中国、アメリカ、日本でのソーシャルコマースの背景が異なるため、その前提を

ロイヤルティプログラムこそブランドの“らしさ”が見える!FABRIC TOKYOメンバーシッププログラムを解説

オンライン・オフラインをつなぐコマースプロデューサーかつECビジネス周りを伝える・応援するEコマース先生の川添 隆(Twitter等のSNS一覧)です。 2022年1月26日にFABRIC TOKYOが、業界で例を見ないメンバーシッププログラム(ロイヤルティプログラム)をプレローンチしました。プレスリリースとメルマガを拝見して、利用している私(ユーザー)目線で面白いなと思い、マーケティング目線では秀逸だと感じました。 この気持ちが熱いうちにバッ~とまとめてみました。 ※ち

“接客力”が試される!オンライン接客・デジタル接客の基本と本質【ベイクルーズ】

全国のEC担当者を応援し、ECビジネスの可能性を伝えるECエバンジェリストの川添 隆(Twitter / ラジオ)です。#Withコロナ時代を生き抜くヒント を探っていく連載をしております。※下記の連載は文末にて 前回はデジタル接客・オンライン接客の種類と特徴をおさらいとしてまとめました。 連載第8部は、その続きとして「デジタル接客・オンライン接客の運用を含めた基本と本質的に求められる要素について」まとめました。この領域はまだ定説があるわけではないため、私の主観と実施され

一過性で終わらない!オンライン接客・デジタル接客の種類と特徴をおさらい【ベイクルーズ】

全国のEC担当者を応援し、ECビジネスの可能性を伝えるECエバンジェリストの川添 隆(Twitter / ラジオ)です。#Withコロナ時代を生き抜くヒント を探っていく連載をしております。※下記の連載は文末にて 全国的に感染者数の上下動がある中で、企業は引き続き苦境に立たされております。 アパレル企業の各社のIRを見ると、7月においても20~30%のマイナスがでており、店舗以外の顧客接点への期待は強い状況です。その1つの手法がデジタル接客であり、過去の連載でも書いてきま

Eコマースは進化の序章に入った!2021年EC業界の総まとめ

オンライン・オフラインをつなぐコマースプロデューサーかつECビジネス周りを伝える・応援するEコマース先生の川添 隆(Twitter等のSNS一覧)です。 個人的な見解ですが、2021年の動きを振り返ると、Eコマースにおいて重要な節目になるのではないでしょうか?今後3~5年で、レガシーな購買体験が新しい当たり前に移り変わっていくかもしれません。 現代Eコマースはレガシーな購買体験これまでのEコマースのUI・UXはレガシーそのものでした。決して“悪い”という意味合いではありま

どこまでファンの要望を具現化するか、マイナス体験を補完するか?

「大企業は図体がデカいから、スピードが遅い」という定説は、一概にそう言えなくなりました。特に、テクノロジーという武器を得た大企業は、新たなチャレンジに対するスピードが早くなっているのは、皆さんも感じていらっしゃると思います。 個人的なファンでもあるナイキは、現代のユーザーにフィットしたブランド体験や商品づくりなどに対して、この数年注力しています。 サステナビリティに向けた再生テック「スペース ヒッピー」というシリーズは、全体の約9割が再生素材でつくられており、製造過程での

今だからこそ実施した!Zoomを含めた“オンライン接客”の実例公開【オールユアーズ木村昌史】

ECエバンジェリストの川添 隆です。#Withコロナ時代を生き抜くヒント を探っていく連載を実施します。 「Withコロナ時代に求められる接客とは?」というようなテーマで、株式会社オールユアーズ 代表取締役 木村 昌史さんにインタビューいたしました。 第1部はオールユアーズのオンライン接客の取り組みをご紹介いたします。 ゲストプロフィール 木村 昌史 株式会社オールユアーズ 代表取締役 「インターネット時代のワークウェア」をコンセプトに、ストレスからヒトをカイホウす

店舗スタッフはオンラインでも活躍できるか【対談 オールユアーズ 木村昌史×川添隆】

ECエバンジェリストの川添 隆です。#Withコロナ時代を生き抜くヒント を探っていく連載を実施します。 「Withコロナ時代に求められる接客とは?」というようなテーマで、株式会社オールユアーズ 代表取締役 木村 昌史さんにインタビューいたしました。 ※第1部:今だからこそ実施した!Zoomを含めた“オンライン接客”の実例 連載第2部は、対談形式でオールユアーズ木村さんに下記をお聞きしました。 ・店舗スタッフはオンラインでも活躍できるのか/そこから生まれる効果 ・木村

メーカーにおける“サブスク”は、ブランドを伝える手段となるか

最近は色んなサブスクが登場しており、TVでも「サブスク」というフレーズを聞くことが多くなってきています。 <引用:Googleトレンド> 日経クロストレンドで「サブスク」関連の記事が登場するのが2018年で、そのあたりではスタートアップ企業が中心でしたが、最近は老舗企業によるサブスクも増えてきています。 ※一方で、商材・サービスによっての勝ち負けも出てきているのも事実。 最近目に留まったのは、キッコーマンによるしょうゆのサブスク「BOTTLE BREW」です。 この記

NEWWORLDで、ファッションブランドやECはどんな存在になるのか【ナノ・ユニバース越智将平】

ECエバンジェリストの川添 隆です。#Withコロナ時代を生き抜くヒント を探っていく連載を実施します。 コロナ禍で苦戦が強いられるアパレル業界。その中で、私が最も話しを聞いてみたかった人は、業界屈指で行動力のある株式会社ナノ・ユニバース 越智 将平さんです。 連載第3部は、ナノ・ユニバース越智さんのお考えを基に、Withコロナ・アフターコロナ時代においてブランドやECはどんな存在になる必要があるかについて私の意見をまとめました。 ※株式会社ホットリンク主催の大好

平常時にチャレンジし続ける企業・ブランドは、今何をやっているのか?【ビームス/ウィゴー】

ECエバンジェリストの川添 隆です。#Withコロナ時代を生き抜くヒント を探っていく連載を実施します。 小売の中でも、コロナ禍によって苦境に立たされているアパレル業界。その中でも奮闘しているビームスとウィゴー(WEGO)は、多くの店舗スタッフを巻き込んで踏み込んだオンライン接客を行っています。 全国的に非常事態宣言解除に向かうものの、店舗の客数が元通りになるには時間がかかると予測しています。その上でもオンライン接客は武器になるでしょう。 連載第4部は、平常時でもチ

ブランドによるライブ動画配信を始めるなら、foufouのインスタライブを観よう【foufou】

ECエバンジェリストの川添 隆です。#Withコロナ時代を生き抜くヒント を探っていく連載を実施します。 全国的に非常事態宣言解除に向かうものの、店舗の客数が元通りになるには時間がかかると予測しています。その上でもオンラインの接点は重要です。 これからライブ動画配信などを手掛けるブランド・企業もあるでしょうが、日本でその参考になる事例として、レディースアパレルブランド(D2C)foufouがあります。 連載第5部は、foufouに学ぶブランドのライブ動画配信について私の