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【日刊ZOE NEWS】丸井が期間限定店でシェアリングサービスを展開、今後の“お店”とは?/流通総額9兆円、ECプラットフォームShopifyって何者?

10月30日(火)の日刊ZOE NEWSで取り上げるのは、下記のニュースです。
1.丸井が期間限定店舗でシェアリングサービスを展開、今後の“お店”とは?
2.流通総額9兆円、ECプラットフォームShopifyって何者?
3.メガネスーパーV字回復の現場改革、キャプテンの人物像とは?

※タイトル画像は有楽町マルイのページより引用
https://www.0101.co.jp/086/?from=01_sp_top_menu_store


丸井が期間限定店舗でシェアリングサービスを展開、今後の“お店”とは?

まずは、ご意見番 コメ兵の藤原 義昭さんのコメントを紹介します。

マルイさんは、いち早くオムニチャネルへ挑戦したり、在庫を持たない店舗を作ったり、自社物件の貸し出しする不動産業へ挑戦など時代に合わせて変化している企業です。
当然シェアリングエコノミー関連事業への挑戦も当然でしょうね。
マルイさんの営業利益の連結86億円中76億円(グループ取引差引)がフィンテック関連(エポスカード)です。
この利益を本業(もはや違うと思いますけど)へのチャレンジへ投資している姿はコレからの小売業のあるべき姿なのかもしれません。
<引用>NewsPicks (株)コメ兵 藤原 義昭氏コメント
https://newspicks.com/news/3417879/

藤原さんのコメントにもありますが、丸井の根幹にはフィンテック関連=決済をおさえているという前提があります。
通常の小売りは「売ってなんぼ」でも、シェアリングでのエポスカードの決済がとれたり、これまで購買まで至らなかったユーザーがシェアリングサービスに足を止めてカード獲得につながれば、次につながる仕組みがあるというのは強固です。

また翻って、強固な基盤をもっていながらも、チャレンジングな攻めができる経営判断が、毎度関心させられます。
小売りの過渡期なだけに、チャレンジによって知見をためた企業が次のステージにいけると感じております。

次に「チャネルシフトおじさん」こと、オイシックス・ラ・大地の奥谷 孝司さんのコメントをご紹介します。

売り場は見せる場だと考えれば、丸井さんからしても売場は埋まるし、お客様へのガイドショップとしてオフラインのタッチポイントが欲しいレンタルサービス業にも意義がある。
そもそもレンタルドレスのサービスなんかもオフラインのタッチポイントを持ってますしね。
これからの時代お店は必ずしも「買う」場所ではない。
体験し、確かめる、ショールーミングの場所として機能させる
ことも必要だ。
<引用>NewsPicks オイシックス・ラ・大地(株) 奥谷 孝司氏コメント
https://newspicks.com/news/3417879/

奥谷さんのコメントもあるように、“お店”というのは企業や生活者双方で定義してしまったのかもしれませんが、「買う場所」からなかなか逃れらていません。
モノであれば、確かめてショールーミングするのもそうですが、体験軸であれば、例えば喫茶ランドリーは“お店”の域を越えて“私設公民館”になっています。

もともと“お店”と定義されていた場を、どういう機能や役割を付与して賑わう空間にするかを我々は問われていると感じています。


流通総額9兆円、ECプラットフォームShopifyって何者?

私の周りで聞いた中で、海外勢で使い勝手がよいのは、Shopify(ショピファイ)とCS-Cart(ロシア発)ですが、私自身も、この記事でShopifyの理解が進みました。
以下は、初めて知った情報。
・エンジニアは1,000人以上がいる
・店頭のPOS機能がある

マーク氏のインタビューを見ると日本市場をよく見られていますし、そのためローカライズのスピードを上げているんでしょうね。

日本の顧客は商品を買う時に事業者に対して多くの情報を求める。アメリカではシンプルなサイトで最低限の説明があればみな購入をするが、日本では詳細な説明や口コミなど、全ての情報を集めて購入をする。つまり、プロダクトがよくても信頼関係がなければ売れないのだ。
<引用>WWD JAPAN https://www.wwdjapan.com/729902

オムニチャネル・OMO時代になり、モノと情報が溢れる今、「購入までに必要とされる情報量」は以前よりも増えているのでは?と感じています。
そのため、商品詳細ページはよりランディングページと同義になり、情報量がより求められる流れでしょう。

そのあたりの対応や、POSの充実などを楽しみにしています。


メガネスーパーV字回復の現場改革、キャプテンの人物像とは?

近くのメンバーとして、星崎の人物像を補足します。

取材だけでみる彼は“剛腕”な印象をうけるようですが、春のカンブリア宮殿のエンドロールで評していただいたように、「剛腕ではなく、緻密」という言葉が当てはまりますし、さらに言えば、繊細で仲間を大切にする親分肌です。

そのため、記事のように、40店舗の解除予告を出すようなことをやっても、これまで彼が従業員に対して見限ることはありません。
それは、「小売りにおいては人が重要なエンジン」であり、特に我々のような専門性が必要な領域は「人が企業の強み」であることを、身に染みて知っているからです。

そんなハートウォーミングな人物なので、街で出会ったら気軽にお声がけください(笑)。


ECエバンジェリスト/川添 隆

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