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【日刊ZOE NEWS】「ユニクロがECに対して本気」は本当だった

10月16日(火)の日刊ZOE NEWSで取り上げるのは、「ユニクロのEC売上が630億円に到達」したというニュースです。

ユニクロのECは本気です!

「ユニクロがECに対して本気を出す」と言われてきましたが、この1年間の伸びはそれを結果として示したと言えるでしょう。

上記の記事には、新たな取り組みの一例として、店頭受取で送料無料、Apple Pay導入、AIチャットの活用が記載されているものの、売上の積み増しに直結しているのは、33周年記念セール「誕生感謝祭」や、在庫投入を含めたMDなんじゃないかなとと思います。

ユーザーとしては、数年来、店舗でもECでもサイズ欠けが気になっておりました。また、数年前の話ですが、ECはあくまでも1店舗として在庫を保有している聞いておりました。日本でも有数の流入があるECサイトだけに、売上につながるのは商品だと私は捉えています。

具体的な要因は引き続き調査をしていきますが、単一ブランドのECサイトで630億円とは恐れ入ります。
※例えば、アパレル企業のECでトップランクの自社ECサイト[.st](ドットエスティー)の売上は2018年2月期で約172億円


ECにおけるチャット接客はトレンドは来ている

国内ECにおけるチャット活用に関しては、まだまだサイト全体に影響を及ぼすほどではないが、「企業としての集合知」をいかしたり、ファンをつけるには有効だと捉えています。

早期から取り組んでいるナノ・ユニバースでも、半年~1年かけてようやく売上に直結してきたという手ごたえとのこと。一方で、「担当者を指名する」ような顧客化にもつながっているという話も聞いています。

ご存知の通り中国ではECでのチャット接客は不可欠ですが、日本においては、下記のような段階があるのではないかと考えています。
①配送まわりやサイト利用などのFAQ、お問い合わせの代替
②ある程度商品のイメージが顕在化した場合の検索の代替
③プロにアドバイスを求める欲しいという接客

この領域も確実に今後需要は増えていくだけに、自社のチャット接客ノウハウや、AIのチューニング・活用バランスのノウハウをもつ企業が先行優位になりそうです。今後も活用事例に注目していきます。

ECエバンジェリスト/川添 隆

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