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【日刊ZOE NEWS】2019年以降のファッション業界に起こる3つの革命/香り、シャンプーも好み×テクノロジーの時代 他

2019年1月19日(土)の日刊ZOE NEWSで取り上げるのは、下記のニュースです。
1.2019年以降のファッション業界に起こる3つの革命
2.香り、シャンプーも好み×テクノロジーの時代
3.2019年はこうなる!EC界隈の展望


2019年以降のファッション業界に起こる3つの革命

日本のファッション業界では3つとも弱い部分。
ビジネス先行マインドとの乖離をどう埋めるかを考える必要がありそうです。

3テーマに対する私のコメントです。

1.メディア化する売り場
→他国はどうかわかりませんが、日本では「新しい場」はユーザーが慣れるまでに時間がかかります。恐らく「ここが何をやる場所なのか?」を認識するために時間がかかるのかもしれません。すなわち継続が重要になるはずなので、継続するために「経費の軽い店舗」にしておく必要はあるかなと。

2.“熱狂”が消費を生み出すように
→昨年PRイベントでm-floがおっしゃっていたことが印象的でした。
米国のオタクは日本アニメが好きなら、音楽や周辺の日本のカルチャーまで知識を広げる傾向があるとのこと。垂直からの水平という感じ。日本は垂直がメジャーという印象。体験を通じての物販よりも、つながることを優先した方が良さそう。

3.サステナビリティへの関心が高まる
→グローバルと一番フィットしていない部分。バーバリーは商品廃棄をやめることに意義と成果は出るかもしれませんが、一般アパレルではそうはいかない。ここは、少しずつ小さなチャレンジからというのが現実的でしょうか。

1と2に関しては「優れた場」に近づけるための方向性。上記の3つの軸で、国内ファッション企業の新たな取り組みを追っていきたいと思います。

※PR3.0のm-floのセッションの記事はコチラ。
発見が多いのでオススメです。


香り、シャンプーも好み×テクノロジーの時代

好みにカスタマイズ×D2C(EC)×ベンチャーがでてきていますね。
CODE Meeeは香りに特化し、私の友人はMEDULLAというカスタマイズシャンプーに特化、KEIはパターンオーダーシャツに特化しています。

この記事の下記は同感します。

香りの情報をデジタル情報として残しておけば、それがライフログとなって、記憶を呼び覚ましてあげることができる。

モノ×体験をデジタルによって紡ぎ出されるというのは、合理的でありながら、感情にうったえられる取り組みだと感じます。

また、カスタマイズは、EC構築以上に生産背景をおさえるのが肝ですが、少ないながらも協力してくれる工場が出てきているということでしょうか。
※香りは調合なので、自分たちでできるのかもしれません

一方、こういった流れでD2C“魔法の杖”のようにとらえられ始めているので、そこは注意が必要。
現実をまずおさえるためには下記の記事を参考にしてみてください。


2019年はこうなる!EC界隈の展望

昨年に続き年始企画に登場させていただきました。

今回のテーマは9項目。
(1)現実味増す、AI活用
(2)業務自動化・効率化
(3)興隆続く越境EC
(4)広がるキャッシュレス決済
(5)ECモールの動向と対応
(6)リピートECのマーケティング
(7)消費増税の影響はいかに
(8)自動化進む次世代物流
(9)どうなる、ライブコマース─

昨晩も議論していましたが、生活者にとって信用のある現金に対して、仕組みの提供だけではキャッシュレス化の流れになるとは想像がつきません。
そこには“何かしらの理由”が必要だと思います。

※ポイントなどのインセンティブは誰かがその原資を負担しなきゃいけないのでどうしても短期的になりそう


※タイトル画像※
NIKE.comより引用
https://news.nike.com/news/nike-nyc-house-of-innovation-000


ECエバンジェリスト/川添 隆

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