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【日刊ZOE NEWS】ワールドがオフプライスストア事業に進出、各社の余剰在庫を値引き販売 / 衣料品不振の陰に消化仕入れ取引、ウィンウィンの関係で活性化を

2019年8月5日(月)の日刊ZOE NEWSで取り上げるのは、下記のニュースです。

ワールドがオフプライスストア事業に進出、各社の余剰在庫を値引き販売

アパレル業界において“オフプライスストア”がキーワードになっていることは間違いないですが、立地とMDで“アウトレット”と明確な違いを出せるかがポイントになりそうです。

立地に関しては、まずは郊外で試して、数年後には都市近郊の駅周辺立地に出店するようです。
日常から手の届く範囲としたときに、今の日本の家賃を賄うには、客数が必要になりそうですね。

そして、MDが最重要ですが、ここは不安が残ります。米国ではポロラルフローレンやカルバン・クラインなど著名ブランドの商品を「宝探し」のように探せるのが魅力と聞いています。
今のゴードン・ブラザーズ・ジャパンの仕入れは国内アパレルがメインと思われるので、そうなってしまうと“アウトレット”と同じような品揃えになる可能性がありそうです。
そこは予見していると思いますが、1号店の反応が気になりますね。


衣料品不振の陰に消化仕入れ取引、ウィンウィンの関係で活性化を

本文には“委託から「進化」した消化仕入れ”と記載があるものの、結果的には委託よ消化仕入れも「退化」につながったのではないでしょうか。

そして、EC経由売上のことを考えると定期賃貸借契約は必然的な流れだったはずです。
丸井は2014年から定期賃貸借契約に切り替えていくことを発表していましたが、既存の百貨店が対応していくということですね。

一方で丸井は顧客情報の活用、決済手段の提供、短期出店+運営代行など、自社のアセットを活用してた“多様な選択肢”をブランド側に提示して実績を積んでいます。
今後の百貨店による価値提供の進化を期待します。


※タイトル画像※
PR TIMESより引用
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000662.000002439.html


ECエバンジェリスト/川添 隆

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