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ブランドによるライブ動画配信を始めるなら、foufouのインスタライブを観よう【foufou】

ECエバンジェリストの川添 隆です。#Withコロナ時代を生き抜くヒント を探っていく連載を実施します。

全国的に非常事態宣言解除に向かうものの、店舗の客数が元通りになるには時間がかかると予測しています。その上でもオンラインの接点は重要です。

これからライブ動画配信などを手掛けるブランド・企業もあるでしょうが、日本でその参考になる事例として、レディースアパレルブランド(D2C)foufouがあります。

連載第5部は、foufouに学ぶブランドのライブ動画配信について私の意見をまとめました。


動画によるライブ配信である必要があるか?配信方法×コンテンツのおさらい

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もしライブ配信を行うのであれば、ライブの特徴を知りましょう。他の配信方法・形式もあるので、私が考える「ライブ or 収録、動画 or 音声」の特徴をまとめます。

〇ライブ
特長:インタラクティブ性、一体感・熱量が感じられる
デメリット:配信側・視聴者の拘束時間が必要、アーカイブ配信は編集が必要(編集したほうがよい)

〇収録
特長:最適に編集可能
デメリット:編集工数が多い、インタラクティブ性は工夫が必要(レター→回答方式など)

〇動画
特長:ビジュアルで見せられる(視覚に訴える)
デメリット:視聴者は没入が必要(ながらは難しい)、編集工数が多い(information per secondを重視)

〇音声
特長:聴く側はながらで楽しめる、間(ま)やゆるさなどで人柄を伝えられファン化につながりやすい、編集工数が少ない
デメリット:ビジュアルで伝えたほうがよいものには弱い(動画よりも情報伝達力は劣る)

すなわち、動画によるライブ配信は、「視覚に訴えながら、インタラクティブ(双方向)のコミュニケーションがあり、配信者と視聴者の一体感・熱量が感じられる」のが特徴だと捉えています。


広がるライブ動画配信

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前回は、コロナ禍によって苦境に立たされているアパレル業界の中で、店舗スタッフによるライブコマースや動画配信に素早く対応したビームスとウィゴー(WEGO)をご紹介しました。

ファッションはInstagramとの相性が良いこともあり、多くのブランドがインスタライブを活用しています。ライブコマースも含めたライブ動画配信を、コロナ禍以降にスタートしたブランドも増えており、これは良い流れだと捉えています。

店舗メインの企業において、日常的にお客様とコミュニケーションをとり、プロフィットを生み出しているのは店舗スタッフです。特に、嗜好品に近い商品ほどニュアンスを伝える必要があります。店舗スタッフがオンラインで活躍できる場を用意することは、ウィズコロナ、アフターコロナにおいても重要になるでしょう。


インスタライブで顧客とのコミュニケーションをとるfoufouとは

ブランド設立あたりからインスタライブを活用しているレディースアパレルブランドとしてfoufouが挙げられます。foufouはD2Cであったり、サステナブルの文脈で語られることが多いですが、「ユーザーが『これを着たい』を思えるモノづくり」と「顧客との距離が近いこと」が特徴です。昨今登場しているD2Cブランドというよりも、デザイナーズブランドのような独特なシルエット、アイデア、工夫を凝らしたデザインです。もし、私が女性であればきてみたい服がたくさんあります。

物の背景やストーリーの前に、「純粋にこれが着たいと思えるか」を大事にしています。
生産現場が苦労していることはもうお客さんは百の承知で、だからこそ「そう言う問題を丸っとこちら側で抱えこんで覚悟を持って、単純に究極にただただ"欲しい" "可愛い!"と思えるもの」を作りたいです。
言語化できない「ギュンかわ」をしっかりとした自分たちが正しいと思う仕組みの中で作り、お客さんに押し付けなくても「安心」してもらえるブランドでありたい。
<引用:foufou 初めて購入する方向け説明書

ユーザーとの距離が近く、いい意味でプロダクトアウトのブランドが熱狂を生み出しています。このブランドを生み出したマール・コウサカさんの考え方や取り組みは、顧客だけでなく他のブランドに影響を与えているようです。


今からライブ動画配信を始めるなら、foufouのインスタライブを観よ!

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<引用:foufouのマール コウサカ Instagram

先に説明した、ライブ配信に必要な要素は、「インタラクティブ(双方向)のコミュニケーションがあり、配信者と視聴者の一体感・熱量が感じられる」ということだと捉えています。一方的な情報配信ではなく、観ている人とのやり取りに魅力があるということです。しかし、やってみるとこれが本当に難しいのです。

もしこれから始めるブランドの方々、またうまく視聴者を巻き込めていないブランドの方々は、ぜひfoufouのインスタライブを観てください。ライブ動画配信で目指したい距離感がある、すなわち配信者と視聴者の距離感が近いからです。

この距離感を生み出せるのは、継続しているノウハウもあるでしょう。しかし、配信する側が「観ている人」を手に取るように把握しているからではないでしょうか。私のコメントに対して、マール・コウサカさんが回答をしてくださいました。

ブランドという企業側の顔を持つと、「顧客側の立場」になりづらいこともあります。信頼感のあるブランドは必ず顧客を理解し、顧客の立場で物事を考える特徴があると捉えています。

まさに、マールさんのコメントにも「見てる人にとっては一対一の対話」とあるように、観る人のことを考えられています。インタラクティブに熱量を生んでいくには、観る人が「楽しい時間」と感じてもらうことに重きを置いたほうが良いということでしょう。そこには「ブランドらしさ」という人柄のようなものが必要だと考えています。

コロナ禍においていろいろな人が、「これは必需品、嗜好品?/このブランドは信頼できる?できない?」ということを考える機会が増えたはずです。信頼を得るにはブランドの「人らしさような人格」が必要というのが私の考えです。ライブ配信を通じて、お客様から「らしさ」を教えていただくのも1つの手かもしれません。


foufouのInstagramは下記です。ぜひ参考にされてみてください。


#Withコロナ時代を生き抜くヒント  連載のご紹介↓

第1部

第2部

第3部

第4部

第6部

第7部



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