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【日刊ZOE NEWS】デジタル×アナログ、「取れていないデータ」の価値とは/「いいね!」が取れればいいの?/どこまで「お急ぎ便」は必要?

11月14日(水)の日刊ZOE NEWSで取り上げるのは、下記のニュースです。
1.デジタル×アナログ、「取れていないデータ」の価値とは
2.「いいね!」が取れればいいんでしたっけ?「いいね!」が一番獲得できる画像を自動的に選出
3.ShopRunnerから見る、どこまで「お急ぎ便」は必要なのか?


デジタル×アナログ、「取れていないデータ」の価値とは

今回は関西でお話しされています。
鈴木さんが最後におっしゃっていること激しく同意!
とれているデータよりも、とれていないデータの価値がある場合があります。

ECは「来ただけで買わなかった人」も見えるんです。
一方で、店舗では買わずにフラっと帰られてしまうとデータも何も残りません。買わなかった人が何を見ていたのか、何を試着したのか。それらも大事な情報です。
まずは、店員の日報をベースにデータ化するだけでもよいと思います。それが集積されていくと、店舗はもちろんEC側にとっても有用なデータになるかもしれません。

店頭における買わなかった来店データ、特に、置いていない商品のデータ(あったら売れたはず)はとりたいところ。

「あったらいいな」というデータは、なくても困りませんし、そういったデータはアクションとしてアウトプットするのが複雑になる可能性があります。

一方で、「あったら売れたはずの商品」は当該店舗、もしくはECで仕入れることで確実に成果につながるでしょう。

デジタルでとれたデータをマーケティングに使いたい話はよく聞きますが、私は、MD(マーチャンダイジング)にいかす、もしくはいかせるデータを収集するほうが、事業への即効性は高いんじゃないかと思っています。

いずれにしろ、技術の進歩があるかもしれませんが、店頭スタッフが見たり、聞いたりした情報を簡単に定量化できる仕組みが求められています(あるのかもしれませんが)。

前回の私のコメントは下記をご覧ください。


「いいね!」が取れればいいんでしたっけ?「いいね!」が一番獲得できる画像を自動的に選出

いいね!数をコミットされている担当者には向きそうですね。

NewsPicksでは肯定するコメントが多いですが、さすが鋭いコメントをされているのが、コメ兵 藤原さんです。

SNSは企業がハックするほどユーザーが離れていくのでは?
何なのでしょうね。この違和感。

<引用>NewsPicks (株)コメ兵 藤原 義昭氏コメント
 https://newspicks.com/news/3456955

さらに、皮肉っぽいですが、別のAIの使い方をコメントしているKIRIN島袋さんのコメントも紹介。

(´-`).。oO( 「いいね!」が一番獲得できる社内人材もAIで発掘してくれないかな。)

<引用>NewsPicks  KIRIN(株) Shimabukuro Koichi氏コメント
 https://newspicks.com/news/3456955

いいね!数を集めるとSNSのロジックはハックできることは間違いないでしょう。

一方で、「いいね!=ブランドへのエンゲージ」ではないので、どんなデジタルコミュケーションによって、ブランドに興味をもつようになるのかというようなインサイトを分類して欲しいです。


ShopRunnerから見る、どこまで「お急ぎ便」は必要なのか?

サービスとして素晴らしいとは思いますが、米国と日本は物流・宅配、商業環境が違うため、こういうのを日本でやるのは難しそうです。

そして、早く欲しいものは限られるので、全ての配送を早くする必要はないと思います。

特に、日本の都市部は、労働力や環境面からも考えて、店頭などのスポットでの受け取りを促進した方がよいでしょう。


※タイトル画像※
ECzine「DMで休眠顧客をECに呼び戻せるのか?デジタル×アナログ施策の現実解」のページより引用
https://eczine.jp/article/detail/6130?p=4


ECエバンジェリスト/川添 隆

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