【日刊ZOE NEWS】まちの家事室つき喫茶店『喫茶ランドリー』 の2店舗目、ティップネスとグランドレベルの提携でティップネス宮崎台1Fにオープン(セミナーメモあり)
2019年4月12日(金)の日刊ZOE NEWSで取り上げるのは、下記のニュースです。
まちの家事室つき喫茶店『喫茶ランドリー』 の2店舗目、ティップネスとグランドレベルの提携でティップネス宮崎台1Fにオープン
喫茶ランドリーには何度も行っていて、田中元子さんにはお会いしたこともあり、書籍「マイパブリックとグランドレベル」も読んでいます。
しかしながら、田中元子さんのセミナーをお聞きしたことがなく、ちょうどよいタイミングで、食の未来アカデミア公開講座「地域と食の新しい働き方ラボ」のイベントを見つけたので参加してきました。
なんという巡り合わせというか、「場づくり」を企んでいる今の私にとって参考になる情報ばかりでした。
その中で、出てきたビックニュースが、喫茶ランドリーの2店舗目がオープンするということ。
今後もいくつか出店を予定しているそうです。
■ セミナーのメモ(一部ですが)
喫茶ランドリーとは?マイパブリックとは?という人は、まず喫茶ランドリーに行き、書籍「マイパブリックとグランドレベル」を熟読してください。
◇「まち」というワードの共通認識を先につくる
まちってどこのこと?
地面=パブリック
建物=プライベート
グランドレベルはプライベートとパブリックの交差点
グランドレベルはひとがいることでいきいきとした生気をやどす
公開空地 ⇒ リスクヘッジをしまくったら公開していない
コインパーキング ⇒ もっとかわいくできる
日本の場合はグランドレベルに人がいない⇒みんな建物にいる
◇海外の成功事例
デンマーク オーフス
人口密度683人/平方キロメートル
日本で言えば、茨城県大洗町が同じ人口密度
(ちなみに、港区1万人)
画像引用>魅力満載の都市 オーフス(デンマーク) - EU・ジャパンフェスト日本委員会
川辺:川に蓋をして上に車道をつくっていた⇒水面をみせた
周辺の一階はおみせ
座れる
×人口が多いまち
↓
〇ひとが姿が見える街
居場所があるからひとびとはまちの中に居られる
デンマーク・コペンハーゲン市の最新の観光戦略「観光の終焉」
⇒日常が観光資源になっている
1階は建物の10%を占めるものですが、人間の経験の90%はそこで起こるものです(THE CITY AT EYW LEVEL)
◇過ごしやすさとビジネスの関係
ロンドン南東部ブロムリー区
「まちの一階」にお店やひとがいられる場所を整備
結果・・・
まちでで過ごす時間216%
エリア平均賃料+7.5%
空き店舗-17%
人々が時間を過ごしやすい空間はビジネスの業績はアップ
世界的にも活発な話題が「一階づくり」
ポートランド、サンフランシスコ⇒一階づくりの規制が多い
◇喫茶ランドリーからの学び
(中略:お話の内容は書籍に書いてあります)
屋台の取り組みによって気づいた「マイパブリック」
マイパブリック=まちで能動性を発露させる
喫茶ランドリーは
ひとの能動性が発露する場所
「あなたがしたいこと、うちでやれば?」
人は能動性を持っている⇒補助線をデザインすることで能動性を発露できる
◇川添からの質問
Q:上階ではヒトケがある空間はありえない?田中元子さんが上階でやるとしたら?
・やりたいパブリック度合いによって階数を決める
・喫茶ランドリーはご近所さんが来る
├物理的な近所
└精神的な近所
・パブリックってそんな簡単ではないし、すべてがパブリックだと気持ち悪い⇒パブリックもあれば、秘密の場所もあればよい
・2階以上であれば、ある程度「共通項」がある人たちの場所の方がよい
※秘密の場所
◇何が重要か?
喫茶とランドリーがセットにすることはどうでもよい
お好み焼き屋になってもいい
ひとの能動性が発露されて、当事者たちが過ごしやすい機能が重要
■ セミナー後記
カフェ業態の界隈では、「滞在時間と売上は相関がない」という話も聞くことがありました。
しかし、それは1人あたりのその時の来店の話であって、「過ごしやすい空間」だと認識すると、来店頻度が上がるのは間違いないでしょう。
単純に投資に対する短期的なROIをみようとするとこういうことはできない。
一方で、誰が考えても「人々が時間を過ごしやすい空間はビジネスの業績はアップ」するというロジックは想像しやすいこと。
チャレンジしてみたい領域です。
昨年書いたは、喫茶ランドリーのレポートは下記です。
ZOE祭のご支援者、のべ100名突破!
4月12日(金)8時時点の状況です。
のべ支援者数が100名を突破しました!ありがとうございます。
登壇者を含めない当日参加100名の目標まで【あと38名】です。
30名台にはいって、俄然いける気がしてきました。
昨日の田中元子さんの「ひとの能動性を発露する」という話は、また一つ影響をうけた言葉です。
ZOE祭はだいぶコンテンツをつくってしましましたが、参加者の能動性をくすぐることができないかも考えてみたいと思います。
ZOE祭は、平日は業務でインプットの時間がとれないスタッフの方に活用いただきたいと思っています。
上司の方は、部内メンバーに共有いただけると嬉しいです。
検討中の方は、Facebookイベントページで「興味あり」をポチっていただけると嬉しいです。
https://www.facebook.com/events/326572154670156/
登壇者プロフィールや展示・物販ブースのブランド・人の紹介は下記をご覧ください。
※タイトル画像※
PR TIMESより引用
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000125.000009907.html
ECエバンジェリスト/川添 隆
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▼自著:「実店舗+EC」戦略、成功の法則
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