【日刊ZOE NEWS】ビームスが描く理想の購買体験とは?オムニチャネル実現のために始めたスタッフの“メディア化”とその成果 / レイ・カズン自社ECサイトで、インスタなどの気になる画像から似た商品の検索が可能に
2019年7月8日(月)の日刊ZOE NEWSで取り上げるのは、下記のニュースです。
ビームスが描く理想の購買体験とは?オムニチャネル実現のために始めたスタッフの“メディア化”とその成果
Pathee 原嶋 宏明さんの対談連載記事。
今回は、ビームスのEC事業を統括する矢嶋正明さんと、店舗のデジタル化を推進する渡部啓司さんという豪華な競演です。
重要だと感じたことをコメントを引用して取り上げます。
(渡部)「お客様がどういった情報を得て来ているのか」というのを感じとる力がまだまだ足りていない
オムニチャネルやOMOの推進は、ブランド側として「店舗における余計な接客を減らし、使うべきところに時間を使う」ことだと考えていましたが、より店舗を運営する人にフォーカスすると、「より商売感覚をいかせる土台をつくること」なのかもしれないと最近思います。
自身の貢献やお客様の事前情報が可視化されてくると、そこに疑問をもち、ちょっとだけ先回りやもっとよくすることがやりやすくなるのは間違いないですね。
(矢嶋)サンクスメールには、お買い上げいただいた商品のスタイリング画像も載せて、着回し情報などをお伝えしています。
「選択→購入→使用」という顧客時間の中で、お客様の使用をサポートできる取り組みが増えてきています。まさに、サンクスメールに購入した商品のコーディネートを掲載するのは役立つ情報ですねよね。今後、これはファッションECではテッパンと言えるでしょう。
(渡部)ECの売上ランキングを見て、店頭の棚を変えていくなどもできる。ただ、トレンドだからと言ってマーケットに流されるだけではなく、そこに“ビームスらしさ”は残していきたいですね。
テクノロジーだけに頼れば、店舗自体は“均一化”されるのでは?と思っていますが、まさに“らしさ”をいかに残すかが重要です。すでにそのことを認識されているビームスが取り組む、次の取り組みは楽しみですね。
ビームスのECやオムニチャネルの具体的な取り組みは、下記でも解説しております。
インスタなどの気になる画像から似た商品を検索できる、レイ・カズンが自社ECサイトに画像AIレコメンドツール『popIn Action』を導入
近年のテクノロジーの進化とそれによるコスト低減の速さはすごいと感じます。
画像AIによる画像検索やレコメンドも導入のハードルが下がってきています。
先日のYahoo!ショッピングの導入でも言いましたが、現時点では精度よりも「いかにユーザーに使ってもらうか?」が重要かなと思います。
※タイトル画像※
MarkeZineより引用
https://markezine.jp/article/detail/31259
ECエバンジェリスト/川添 隆
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▼自著:「実店舗+EC」戦略、成功の法則